2008年05月10日

焼酎コラム №Ⅲ

 常圧蒸留と減圧蒸留
本格焼酎の風味を決定付ける蒸留方法は主に2種類の方法があります。
常圧蒸留
その名のとおり普段の「大気圧」(一気圧)のまま蒸留する方法です。
もろみの沸騰温度が高く、素材の旨みをそのままダイレクトに引き出すので、
濃酵でより個性の強い味わいとなります。芋焼酎や泡盛では、この蒸留方法が主流。
また米焼酎や麦焼酎の世界でも常圧蒸留の濃厚な風味のものが少しづつ市場を広げています。
蒸留技術が伝来した当時のままの技術ですから、古典的な蒸留方法ともいえます。

減圧蒸留
高い山の山頂でお湯を沸かすと100℃より低い温度で沸騰しますよね。「減圧蒸留」はそうした原理を
生かした蒸留法で、蒸留器の中を「真空状態」にし、沸騰温度を人工的に低下させるのです。
そうすることで軽やかで爽やかなやさしい風味の本格焼酎が誕生します。現在米焼酎や麦焼酎では
この方法が主流です。また、芋焼酎にも減圧蒸留のものがあります。
     左が常圧蒸留の豊永蔵   右が減圧蒸留の豊永蔵です  
減圧蒸留の焼酎は独特の匂いも少なく飲みやすい焼酎です
常圧蒸留の焼酎は本来の独特な匂いが強いのですが3年以上甕や樽で寝かせた焼酎は
味が落ち着いてまろやかになり奥深い味になります。




  
Posted by 猟師の酒屋 at 13:00Comments(0)TrackBack(0)今日の出来事