2008年05月21日

熊本の焼酎 球磨焼酎

 風光明媚な球磨盆地は伝統ある米焼酎のふるさと
米が豊富だったからこそj生まれた球磨の純米焼酎

 まだ日本が戦国時代の頃、大陸から伝来したであろう蒸留技術が球磨地方に来たのは
おおよそ500年程前、この地は相良藩が治めていた、風光明媚な盆地に流れる日本3台の急流
の「球磨川」が肥沃な大地を育み、稲作に適した環境であった、
江戸時代相良藩はおおよそ2万2千石となっているが、実勢で10万石以上とも云われている
それ程米が豊富に取れていたと思われる、人々の食生活を満たす米は伝来の蒸留酒造りの
素材として供され始めた。出来上がった米焼酎は日々のつらい農作業で働く人々の心も満たし、
無くてはならない存在となったようだ。

 球磨地方は鹿児島との県境で一山越えればそこは「芋焼酎王国」、
これほどまで近い距離にありながら独自の米焼酎文化を守り続けてきた興味深い、また同じ
県内でも熊本市を中心とする北部は「肥後の赤酒」に始まり伝説の「熊本9号酵母」を
世に送り出した「熊本県酒造研究所」など清酒造りが盛んであったが、球磨の蔵元はあえて
米焼酎造りを貫いたこうした伝統とこだわりが認められ、この地で生産された米焼酎は「球磨焼酎」
として「地理的表示の産地指定」とされました。
球磨地方には現在29の蔵元がありそれぞれに技を競い合っている、 明治の頃にはなんと100蔵~
200蔵程あったそうだから驚きです、今日の球磨焼酎の主流は「減圧蒸留」による風味がやさしく
軽やかなタイプと「常圧蒸留」による濃厚な旨みの昔風の米焼酎も見直されている。
各蔵元も水や米などの素材にこだわり、黒麹仕込みや樽貯蔵など工夫しながらより良き味を目指している。








左より甕仕込みの焼酎「旬」、 温泉水を使用した焼酎「夢」、 樽貯蔵の焼酎「秋の露」「いきいき」、
黒麹仕込みの焼酎「峰の露」



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